Gmailアドレス宛の送信メール、SPFレコードを設定しないと送れない件、メールの認証要件として「SPF または DKIM を設定する必要があります」とGoogleのGmailヘルプに明記。

ITmediaの「Google、Gmailスパム対策で一括送信者に購読解除ボタン設置を義務付けへ」という記事の文中、「GoogleはGmailヘルプの一括送信者向けのページ「一括送信ガイドライン」を更新し、メールの認証要件についての説明を追加…メールが迷惑メールに分類されないように、ドメインに対して認証を設定する必要があるというものだ」のくだりでGoogle Gmail公式の「Gmail アカウント宛てに送信されるメールの認証要件」が公開されたことを知る。

Gmail アカウントに送信したメールが想定どおりに配信されるようにするには、ドメインに対して SPF または DKIM を設定する必要があります。こうした認証方法が一つも設定されていないメールは、5.7.26 エラーで拒否されるか、迷惑メールに分類されます。

Gmeilヘルプ>Gmail ユーザーへのメールがブロックまたは迷惑メール扱いされないようにする

 SPFレコードを設定しないと届かない旨が明文化されていた。ここ半年位のGmailの挙動を見ると、実際には迷惑メールに分類されることはなく、5.7.26エラーとして迷惑メールフォルダにすら届かない、完全行方不明メール、未着メールになると認識している。

 今後、独自ドメインでメールを運用する際は、SPFレコードの設定は必須となる。もしこれから新たに独自ドメインでメールサーバを契約する際は、SPFレコードが設定できるサービスかどうか、どのような設定手順かは、事前に把握しておく必要が出てくる。

 例えばムームードメインを利用する場合、SPFレコードを設定できない「ロリポップDNS」を使う選択肢はなくなり、必ずSPFレコードが設定可能な「ムームーDNS」を選択する必要がある(下記の関連記事参照)。

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 なお、「一括送信者に購読解除ボタン設置を義務付け」は果たしてどこまで効果があるのだろうと懐疑的に思うけど、できるだけ迷惑メール、スパムメール、フィッシングメール等を減らそうとGoogle側が頑張ってくれるのはありがたい…😊


Adobe Fireflyでテキスト「電子的なインターネット空間を大量のメールが行き来するイメージ図。」から生成したイメージ画像。

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