018サポート(東京都の子供・子育て支援事業)申請・登録手続きの詳細な記録|実際のところ

2023年9月から申請がスタートした東京都による子供・子育て支援の事業「018サポート」を申し込んでみました。できるだけ詳しい記録をこの記事に残しておきます。所得制限なし、都内在住の0歳〜18歳までの子供に月額5,000円(年間最大60,000円)が支給される制度です。今年12月15日(金)までに申請した場合、来年1月から支給が開始されるとのこと。

東京都からのお知らせ郵便物は中止?

 例えば下記の記事のくだりのように、東京都からお知らせの郵便物が届くという情報が以前はあったはずですが、まだ届いておらず、また、現在はこういった情報を見かけません。もしかしたら郵便でのお知らせは中止したのかもしれないと思い始めました。郵便物が届いたらそれをきっかけに手続きしようと思っていましたが、危なく忘れるところでした…。

住民票の住所に郵便物が届くので申請の際に手元に案内を置きながら操作ができそうです。

東京「018サポート」月5000円の子育て支援、いつ支給される? | しゅふJOBナビ

 来年以降、あとから「知らなかった」「知るのが遅くてもらえなかった分がある」等の声が多数上がった場合、どうなるんだろう、想像できているんだろうか、とこっちが不安になるくらいの建て付けです…。

面倒、難しい等の苦情が相次いでいるとの報道多数

 「018サポート」で検索すると、「恐ろしく面倒」「90分やってもできない」「本当に難しい」「苦情相次ぐ」等、手続きが煩雑だという報道や情報を多数目にします。東京都からのお知らせは届かないながらも、先行して手続きしてみようと思い立ったきっかけはこれらの情報です。どれほど煩雑なのか、自ら試してみたくなった面があります…。

手続き開始。必要書類・申請方法確認ページの質問に答え、対象者区分を確認

 早速、まずは東京都福祉局の「018サポート」トップページにアクセスします。

 「〜まずはここから!〜必要書類・申請方法を確認」ページを表示し、必要書類と対象者区分を確認します。いくつかの質問に回答していく形式です。

 質問をすべて回答し終えると「対象者区分は以下のとおりです」と英語と数字の文字列が表示されます。我が家の場合、「A27-1」とのことです。「上記の分類はオンライン申請時に必要になりますので、メモをするなどして保管してください」とも書かれているので、この文字列を忘れないようにメモして控えます。

 対象者区分で異なるとは思いますが、私の場合、下記3点を用意すればよいと判断しました。

  • (認定請求者(親)必要書類)(親の)マイナンバーカード
  • (認定請求者(親)必要書類)(親の)振込口座情報
  • (対象者(子供)必要書類)(子供の)医療証

 子供の必要書類としは「健康保険被保険者証」が第一候補に表記されていましたが、「対象者の住所が記載されているもの」との補足があり、被保険者証と見ると会社の住所しか表記されていないため、疑問が残りました。医療証は自宅の住所が印字されていたため、こちらを使うことにしました。

新規申請で新規ユーザー登録

 トップページに戻り、「新規申請はこちら」へ移動して「オンライン申請」の「新規申請」へ進みます。「新規ユーザー登録」画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを指定し「新規登録」を押します。

 メールアドレスに確認コードが送られてくるので、それを入力し「検証する」を押します。無事に照合され、検証が終わると、ログイン後のページが表示されます。

ログイン後のページで実際の申請、登録手続きへ

 「申請はこちらから」を押して申請、登録へ進むます。下記の説明が表示される通り、途中で中断しても入力内容は保持されるようです。

申請を途中で中断した方は、入力内容が途中保存されています。
マイページトップの「申請・支給状況」の一覧から、途中の申請を再開してください。

 利用規約に同意し進んでいきます。

 多数の「誓約・同意事項」すべてに同意しないと次へ進めないようです。同意して進みました。

 「対象者の年齢確認」ページの後、「本人確認方法の選択」ページが表示されます。

  • マイナンバーカードによる申請(公的個人認証)
  • その他の本人確認書類による申請(本人確認書類アップロード)

 上記2つの選択肢のいずれかを選択します。

スマホに「TRUSTDOCK」というアプリをインストール

 「マイナンバーカードによる申請」を選択すると、先に公的個人認証のための準備をするように説明画面がオーバーレイ表示されます。マイナンバーカードの署名用電子証明書のパスワードを把握しておくことは当然ながら、「TRUSTDOCK」というアプリもインストールしておくように説明されています。

TRUSTDOCK(トラストドック)|公的身分証で本人確認

 なぜすでに活用実績が多数ある「マイナポータル」アプリではなく、わざわざ新しいアプリをインストールさせるのか、非常に疑問に思いましたが、仕方ないのでスマホ(iPhone)にインストールします。インストール後、無事に起動する点だけを確認して次へ進みました。

 画面にはQRコードが表示されます。このQRをスマホで読み取ると、先程インストールしたアプリ「TRUSTDOCK」が起動しました。

TRUSTDOCKアプリでマイナンバーカードの認証やデータ提出

 ここからしばらくはiPhoneアプリ「TRUSTDOCK」での進行です。端末はiPhone SE 2で行いました。

 「手続きを始める」でマイナンバーカードの認証に進みます。署名用電子証明書のパスワードを入力する必要があります。

 アプリ内の指示に従って手続きを進めていきます。

 アプリ内でのマイナンバーカードの認証、データ提出が無事完了したら、スマホでの作業は終了です。PCのブラウザの方を見てみます。

PCブラウザに戻り、申請者情報の登録へ

 裏でシステム的に連動しているようで、スマホの作業が完了すると、程なくしてPCのブラウザは自動的に「認証が完了しました」の画面に遷移しました。「次へ進む」で進みます。

 「申請者情報の登録」ページが表示されます。いくつかの項目はマイナンバーカードのデータがすでに反映されていますが、郵便番号やフリガナなどを埋めていきます。

振込先銀行口座の証拠となるスクリーンショット等の画像を用意する必要

 振込先の口座情報を入力した後、振込口座確認書類をアップロードしなければならないことが分かりました。事前に準備する必要書類に振込口座情報というものはありましたが、まさか画像のアップロードまで必要だとは思っておらず、少し面食らいました。

 最も疑問に感じたのは次のくだりです。

金融機関名、支店名、店番号、預金の種別、口座番号、口座名義(カタカナの名義含む)がわかるものをご提出ください。

 WEB通帳やネットバンキングの場合、画面のスクリーンショットでよいと書いてありますが、意外にこのすべての項目が集約された画面は存在しなかったりします。そもそもキャッシュカードの場合、カード表面の画像でよいとのことですが、支店名や預金の種別、カタカナの口座名義は印字されていなかったりします。

 結局、ネットバンキングのできるだけ情報が揃っているトップページを残高非表示に設定し画像データとして提出しましたが、店番号、口座名義のカタカナは含まれていない画面になりました(三菱UFJ銀行の例)。現時点ではこの点についての再提出などは求められていません(最終的な審査結果はまだ不明です)。

冒頭で把握した対象者区分はここで入力

 次は「対象者(子供)情報の登録」で、最初に確認した対象者区分(我が家の場合「A27-1」)はここで入力を要します。この時点でなってから調べ始めるより、事前に調べて把握できておいた方が流れとしては確かによさそうに思いました。項目を埋めて次へ進みます。

子供の医療証の画像をアップロード

 次ページで「提出が必要な書類」として、子供の医療証の画像をアップしました。「負担者番号」と「受給者番号」を黒塗りしマスキングしました。子供もマイナンバーカードがいいんじゃないの?とは率直に思いました…。

 次ページは「振込口座情報の登録」で、子供の口座を指定することもできるようですが、我が家は申請者(親である私)の口座を指定しました。子供の口座を指定した場合は、その口座の情報をアップする必要があります。

 次ページでは「対象者(子供)の一覧」が表示されます。ご兄弟(姉妹)がいる場合、ここで追加していくようです。我が家は一人なので「最終確認へ進む」を押します。

 いよいよ「登録内容の確認」ページです。表示内容に間違いがなければ最下段の「認定請求をする」ボタンを押します。

 「申請完了」画面へ遷移し、「認定請求受付番号」が表示されます。

 メールアドレスの方にも「認定請求の申請を受け付けました」との件名で「東京都018サポート事務局」から受付確認の自動送信メールが届いていました。そこにも受付番号は記載されていますし、メールアドレスとパスワードでログインすると、「審査中」などのステータスが確認可能です。

 今後のスケジュール感としては下記のように記載されていました。

支給認定の可否については、審査後、12月16日以降に順次マイページ上でお知らせいたします。
申請内容は、マイページ上の申請履歴からご確認いただけます。

まとめ

 以上で申請手続きは完了です。結構工程が多く大変ですが、正直、苦情殺到というほどのボトルネックや、実質的なエラー工程はありませんでした。ただ、それぞれ置かれている状況が異なり、該当する対象者区分によって途中工程が変わってくると思いますので、一概には言えないところです。対象者区分や作業環境次第では、エラーや中断が生じるのかもしれません…。とはいえ、自ら行なった手続きを振り返り、率直な感想を下記に書き出してみます。

  • 対象者には漏れなく支給されるべき内容の事案だと思うけれど、情報に気づかなかった人には支給されない仕組みに違和感が残ります。こんな仕組みで大丈夫なのか…。
  • 「対象者区分」の確認、把握は事前に行い、手元にメモっておいた方が、やはりその後の手続きがスムーズ。
  • 対象者(子供)の必要書類として使う「医療証」または「健康保険被保険者証」等の画像データは、事前に一部項目を黒塗り、マスキング加工したデータを準備してから手続きした方がスムーズ。(私はアップロード直前に急いでやりましたが…。)
  • 振込先銀行口座の証拠画像データ(ネットバンキングのスクショ、または通帳を撮った画像等)は、事前に用意しておいた方がスムーズ。公式の説明では余り事前に詳しく書かれていない印象を受けましたが、これは準備しておいた方がよさそうに思いました。
  • 「健康保険被保険者証」は「対象者の住所が記載されているもの」という規定によって疑問が生まれ、「医療証」を使うことになった点。振込先銀行口座の証拠画像は「金融機関名、支店名、店番号、預金の種別、口座番号、口座名義(カタカナの名義含む)がわかるものをご提出ください」とあるが、なかなかすべて記載されているものなんて存在せず疑問に思った点。この2点は、東京都側がもう少し踏み込んで、実際の書類やカード、ネットバンキングの画面や通帳などがどんな状況なのか、具体例を調査、把握した上でルールを策定すべきだと感じました。
  • 親のマイナンバーカードの認証は新しいアプリをインストールさせず「マイナポータル」アプリで何とかならなかったのか?
  • 子供も「子供のマイナンバーカード」によって医療証などの準備は不要にし、少しでも手続きを簡略化することはできなかったのか?
  • そもそもマイナンバーカードを活かすなら、マイナポータルで登録した公金受取口座を振込先口座として指定できないものなのか?

 ちなみにこの記事は作るのは、事前の想定より思いのほか大変に感じました。まぁやはりそれだけ工程が多いということなのだと思います。簡単か面倒かの2択なら、そりゃ明らかに「面倒」な手続きではありました。エラーで進めないという現象には出くわさなかったので、その意味ではまだマシなのかもしれません…。

 少しでもご参考になると幸いです…😊



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