記名PASMO(パスモ)の払いもどし手続きを行う。0円に出来なかったチャージ残高(SF残額)は手数料に充当。デポジットの500円は返却された話。

先日、古いPASMO(パスモ|ICカード乗車券・電子マネー)が見つかり、いろいろ検討した結果、チャージ残高をキレイに0円にした後、払いもどしをする予定という投稿をしましたが、その続報、顛末です。

チャージ残高「46円」程度では改札入場すら出来ないことが発覚

 チャージ残高をキレイに0円にする方法として「一番現実的なのは、このPASMOで電車に乗り、改札を出る前に不足分を現金で精算するのがベストかなと考えています」と書いた通り、それを試してみました。チャージ残高が一定金額あるうちは当然、問題なく乗車できたのですが、いよいよ最終段階、チャージ残高が「46円」になった段階で改札に入ろうとするとアラートが鳴り、入れませんでした。

 最低金額以上のチャージ残高がないと改札入場すらできないのだろうと想像できます。ネット検索すると、阪急電鉄の場合、下記のように「10円以上」との解説がありました。

改札入場には、ICカードに10円以上の残額が必要となります。なお、出場されるまでに精算機等にて不足金額分のチャージをお願いいたします。

乗車の際に、ICカードにいくらチャージ金額があれば改札を通れますか | よくあるご質問|FAQ|阪急電鉄

 実際には「46円」あっても入場できませんでした。比較的よく使うJR東日本や京王電鉄は、分かりやすいピッタリ直接的な回答文は見当たりませんでしたが、朝日新聞の記事が参考になります。

定期券機能のないチャージ式ICカードの場合、何円以上で入場できるかは鉄道事業者によって異なるそうだ。JR東日本は初乗り運賃(山手線の場合136円)、JR西日本は1円、JR東海は0円だという。

東日本は初乗り、西日本は1円? 改札に入れるICカード額が違う訳:朝日新聞デジタル

 これによると鉄道会社によってまちまちで、JR東日本の場合、初乗り運賃基準で136円程度は残高がないと入場できないようです。一方でチャージは500円単位なので500円チャージすると「546円」となり、計算しながら0円を目指すという無駄な長期戦が必要になります…。

 明らかに初乗り運賃以下の少ない残高で乗車し、改札を出る直前に精算機で不足を精算することで0円にする作戦を取るには、JR西日本やJR東海のエリアでないと現実的には難しい感じです。

 鉄道で0円にすることは諦めました。

ファミリーマートのセルフレジで残高不足分を現金等で払って補う方法は不可だった

 続いてコンビニでの作戦を試します。ファミリーマートで買い物をする際、セルフレジで電子マネー決済を選び、残高「46円」のPASMOをタッチします。すると残高不足で決済不可のアラート。不足分を現金等で払って補うという選択肢は選べませんでした。

 この作戦も諦めます。

改札横の受付でPASMOの払いもどしを実行

 他のコンビニなど、もっといろいろ試す方法もありますが時間の無駄なのでこの残高46円は諦め、払いもどしすることにします。

 みどりの窓口のような施設は激減しているので、京王井の頭線の吉祥寺駅の改札横にある駅員さんがいるカウンターで相談してみました。するとここでできるとのことで払いもどし手続きをお願いします。

 駅員さんからもらった用紙に名前や電話番号などを記載し、身分証明として運転免許証を提示します。

 46円は払いもどし手数料という扱いとなり徴収されます。一方、デポジットの500円は現金(500円玉)で戻ってきました。

 逆にいうと、払いもどし手数料という名目で46円を超える金額を払う必要はありませんでした。

 なお、用紙に記入する電話番号はPASMOを作った時の番号でお願いしたいとのことでした。途中で電話番号を変えているため、現在の携帯番号ではなく、今は使っていない以前の携帯番号を記入しました。昔の番号は記憶からは消えていたのですが、スマホにメモっておいて助かりました…。

 という訳で、いろいろなことを学びながら、46円を損した上での「PASMOの払いもどし手続き」は完了となりました。少しでも何らか、同じ境遇の方のご参考になると幸いです…😊


【参考リンク】


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