macOS Big Sur 11.7.6、ダブルクリックでファイルが開かない不具合、macOS Big Sur 11.7.7で解消されたことを確認

Apple macOS Big Sur 11.7.6にアップデートしてからダブルクリックでファイルが開かない件、2023年5月18日頃から提供が開始された新バージョン「macOS Big Sur 11.7.7」にアプデしたら解消されました。

 この不具合はAppleのファイルフォーマットAPFSとmacOSの文字コードUTF-8-Mac(Unicodeの一種)のNFD/NFC問題に起因するもので、濁音や半濁音、アクセント記号が含まれたファイル名の場合、Finderからのダブルクリックではそのファイルが開かないという現象でした。

 旧バージョン「Big Sur 11.7.6」時点では、ファイル名から原因となる濁音や半濁音等を削除するとダブルクリックでも開きました。または各アプリのファイルメニューの「開く」から対象ファイルを直接指定すれば開きました。

 ただ面倒なひと手間なので、今回のアプデで改善されて良かったです。

 これは「macOS 13.3 Ventura」や「macOS 12.6.4 Monterey」でも生じていたそうで、一般的にはこちらの方が主流なので、「macOS 13.4 Ventura」や「macOS 12.6.6 Monterey」で修正されたことはネットでも確認できました。一方、Big Surの状況は不明でしたが、自らアップデートしてみて無事に修正が確認できました。

 なお、これはあくまでダブルクリックで開かないという不具合が解消されただけで、macOS特有の文字コードUTF-8-Mac (NFD)に基づく濁音や半濁音の問題まで解消された訳ではありません。それらの点はいくつかの記事を書いていますので宜しければあわせてご覧下さい…😊



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