新たに法人(株式会社)でAdobe Acrobat Sign(アドビの電子契約)を利用するために、Adobeのアカウント作成から手続きを進めていった結果、法人プロファイル(Business ID)と個人プロファイル(Adobe ID)の関係性を理解するのがなかなか難儀だったのでここに概略を記録しておきます。
いきなり法人プロファイルを作成できる訳ではなく、必ず個人プロファイルが必要なようで、まずは個人プロファイルを作成します。
その後、Adobe Acrobat Signのプランから法人向けの「Acrobat DCグループ版」の「Pro」(つまり「Adobe Acrobat Pro DC」)を選択し、数量を「1」にして購入・契約します。
個人向けの方が若干リーズナブルですが、Adobeに問い合わせたところ、どんなに小規模な企業であっても、法人である限り「法人向け」を選ぶように促されました。個人向けはあくまで個人及び個人事業主向けだという説明でした。
ここまで進み、AdobeのAdmin Consoleにログインすると、法人プロファイル(Business ID)としてログインでき、一方で個人プロファイル(Adobe ID)も残っていることが分かります。
有償契約した「Adobe Acrobat Pro DC」(グループ版1ライセンス)について、どちらのアカウントに紐づけるかですが、Adobeに問い合わせたところ、この場合「法人プロファイルに紐づけるのが望ましい」との回答を得ました。そこで素直に法人プロファイルに紐づけます。
個人プロファイルは不要だからといって削除はできないようです。さらに、法人プロファイルでログインしているつもりが誤って個人プロファイルになっていた、なんてことが生じないよう、個人プロファイルのプロフィールを変更したのですが、同じメールアドレスなこともあり、どうも綿密に連動しているようで、法人プロファイルにまで影響が及びます。
もちろん、2名以上で使う場合は、違うメールアドレスで別の個人プロファイルを作成し、Admin Consoleで法人プロファイルの管理下に紐づけるのでこの問題は生じないと思います。
管理者1名で使用者も1名、使うアカウントも1つ、という事例です。
Adobe公式サイト内の「アドビプロファイルの管理」ページの解説を読むと、後半の「プロファイルを自動選択するには」というブロックに、自動プロファイルの選択機能として、ログイン時、自動的に個人プロファイルを除外、つまり法人プロファイルでのみログインする設定があることが分かりました。
アドビアカウントにログイン後、[アカウントとセキュリティ]>[ログインとセキュリティ]へ移動し、[プロファイルの自動選択]項目で「プロファイルを自動的に選択」を「オン」にします。これ、非常に重要だと感じました。
試しに1回ログアウトし、再度ログインしてみましたが、プロファイルを選択することなく、自動的に法人プロファイルとしてログインできました。
Adobeの法人プロファイル(Business ID)と個人プロファイル(Adobe ID)の関係性はなかなかややこしいですが、「アドビプロファイルの管理」ページに一応全般的な解説が載っていますのでブックマークしておくと良いと思います。
少しでもご参考になると幸いです…😊