NECのルーターAtermシリーズの「Wi-Fi設定を変更しないで親機を本商品に入れ替える(Wi-Fi設定引越し)」を実際に試した結果|ルーターの変更

NECのルーターを「Aterm WG1800HP4」(PA-WG1800HP4)から「Aterm WG1200HP4」(PA-WG1200HP4)へ交換、更新することにしました。

ルーター交換後にスマホ等の各端末のWi-Fi設定を変更しなくてもそのままWi-Fiが使える引越方法

 SSIDやパスワードが変わると、多数のいろいろな端末のWi-Fi設定を変更しなければなりませんし、家族みんなに知らせ、それぞれの機器も変更してもらわなければなりません。

 Aterm WG1200HP4のユーザーズマニュアルを見ると「本商品でできること」に「Wi-Fi設定を変更しないで親機を本商品に入れ替える(Wi-Fi設定引越し)」という機能がありました。冒頭には下記のような説明が載っています。

ご利用のネットワークで使用していた既存の親機と本商品を入れ替える場合、既存の親機で使用していたWi-Fi設定内容を本商品に引き継ぐことができます。
本機能をご利用になれば、親機が入れ替わってもWi-Fi設定内容は変わらないため、これまで既存の親機に接続して使用していたパソコンやスマートフォン/タブレット端末などは、Wi-Fi設定を変更しなくても、そのまま使用することができます。

Aterm WG1200HP4>本商品でできること>Wi-Fi設定を変更しないで親機を本商品に入れ替える(Wi-Fi設定引越し)

 今回のようにルーターを交換する場合でも、Wi-Fi設定内容が引き継がれ、スマホ等、各端末のWi-Fi設定を変更しなくても良い引っ越し方法だそうです。好都合なのでこれを利用することにしました。

 実際の手順は「Wi-Fi設定を変更しないで親機を本商品に入れ替える(Wi-Fi設定引越し)」のリンク先の通りです。実際に試してみた上でのリアルな意見、感想だけをピックアップしてみます。

[6]は「らくらくスタートボタン」をいくら長押し続けてもなかなかPOWERランプは緑点滅にならず

 [5]までは順調に進みました。[6]は「らくらくスタートボタン」をいくら長押ししてもPOWERランプは緑点滅になりません。

約10秒待ってもPOWERランプが緑点滅しない場合は、らくらくスタートボタンからいったん指を放して、再度らくらくスタートボタンを長押しし直してください。

 この補足があるということは、なかなか思うような結果にならないことが想定されているのだと思います。待ったのは10秒どころではないので、補足に従って諦めて指を離し、少し間を置いてから再びらくらくスタートボタンを押し続けたりしました。(ちなみにこの場合は「はなして」の漢字は「離して」の方が適切だとは思います。余談ですが…。)

 きっかけは不明ですが、何度か同じようなことを繰り返しているうちに、やっとPOWERランプが緑点滅になりました。内部的な仕組みはよく分かりませんが、もっと一発で反応するように改善してもらえればと思いました。

[7][8]もなかなかPOWERランプが橙点灯にならず苦戦

 続いて[7][8]の動作もなかなか説明通りには実現しませんでした。既存の親機、つまり旧「Aterm WG1800HP4」の「らくらくスタートボタン」を押してしばらく待つも、POWERランプは橙点灯になりません。そのまま長くなっているとどうもWPS機能自体が終了してしまったかのようなランプ状態になります。

 しかも再び旧「Aterm WG1800HP4」の「らくらくスタートボタン」を押してもすぐにはWPS機能が起動しない仕組みのようで、緑点灯すらしません。少し時間を置くなどした上で、悪戦苦闘し、何とか緑点灯の状態、つまりWPS機能の起動状態にします。

 すると、新しい方の「Aterm WG1200HP4」のWPS機能がタイムアウトしてしまっているようなので、こちらも再び「らくらくスタートボタン」を押してWPS機能の状態にします。

 その上で、2台をピッタリくっつけるなどしていたら、やっと説明通り旧「Aterm WG1800HP4」のPOWERランプが橙点灯し、その後、「Aterm WG1200HP4」のPOWERランプも橙点灯になりました。ただ、いずれの橙点灯も一時的なもので、緑点灯に変わってしまうため、しっかり目視し続けなければならない点が残念です。

 もっとすぐに新旧機器が反応し、反応後のランプも分かりやすい設定になればいいなと思いました。正直、これ以上、橙点灯にならなければこの「Wi-Fi設定引越し」機能を使うのは諦めようかと思い始めたくらいでした…。

[11]のCNV側での中継機としてのメッシュ機能設定は行わず

 [11]はRT/BR/CNVモード切替スイッチをCNV側にした場合の設定のため、煩雑なので見送り、そのままにしました。将来的に万一「Aterm WG1200HP4」を、中継機として使い、かつメッシュ機能が必要な場合はこの変更設定を行う必要があるとのことです。

無事に新しい「Aterm WG1200HP4」でのインターネット回線、Wi-Fi接続は作動

さて、これで旧「Aterm WG1800HP4」から新しい「Aterm WG1200HP4」へ、設置もケーブル接続も変更しました。当然、一時的にスマホ等、各端末のWi-Fi接続は途切れましたが、しばらくすると自動で認識、接続され、各端末のインターネット接続は繋がりました。各端末でのWi-Fi設定は必要ありませんでした。

 少しでも、Atermシリーズの「Wi-Fi設定引越し」を試される方の参考になると幸いです…😊




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