年末調整、扶養控除等申告書の続柄について|「ぞくがら」は慣用読みで、正しい読み方は「つづきがら」

年末調整、今回「給与所得者の扶養控除等(異動)申告書」において、子供が下段の「16歳未満の扶養親族」欄から、上段の「B 控除対象 扶養親族(16歳以上)」へ移るにあたり、新たに「あなたとの続柄」を記入する必要がありました。

 ネットで調べると、はじめ、右上の「世帯主の氏名」と「あなたとの続柄」に関する解説なのか、中段の「控除対象 扶養親族」の「あなたとの続柄」なのか分かりづらい解説が多く、危うく「父」と記入してしまいそうになりました。

 多くの記事でトリビア的に解説されているのは、あくまで右上の「世帯主の氏名」と「あなたとの続柄」に関するもの。我が家の場合、「世帯主の氏名」は自分自身で「あなたとの続柄」は「本人」なので深く考える必要がありませんが、世帯主の氏名が旦那さんや父親などになる場合、この部分の「あなたとの続柄」は「夫」や「父」になる、という話題が大半でした。

 これはあくまで右上の欄の話。中段の「控除対象 扶養親族」の「あなたとの続柄」については、子供の行には「子」、または2人以上いる場合は「長女」「二女」等と記入する考えで間違いないようです。「給与所得者の保険料控除申告書」の「保険金等の受取人」欄にある「あなたとの続柄」に「妻」などと記入するのと同じ考え方ですね。

 ちなみに「続柄」を声に出して読む機会がなかったので心の中ではいつも「ぞくがら」と読んでいましたが、なんと正しい読み方、ふりがなは「つづきがら」とのこと。但し、長年「ぞくがら」と読む人が多数派を占めてきたからか、いわゆる「俗な言い方」、時代に合わせて変わる「慣用読み」として「ぞくがら」も辞書に登場します。もはや「ぞくがら」は数の力で定着しつつある感じでしょうか…😊



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