おそらくmacOSを「Big Sur 11.7.10」から一気に「Ventura 13.6.1」までアップデートしたからか、オフィスのプリンタで印刷しようとするとプリントアウトできません。
ジョブの取り消しすらできず
「停止中 – “Filter” 失敗」
プリンタのジョブを確認すると上記のようなメッセージとともにすべての印刷が中断状態になっており、当然、紙は出力されていません。しかも下記のようなアラートが出て、ジョブの一時停止、取り消しすらできません。
プリンタを停止できません。
キューを一時停止するには、管理者である必要があります。
カラーコピー複合機「DocuCentre-VI C3371」とMacBook Air
プリンタは富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(旧「富士ゼロックス」から2021年4月1日に社名変更したそう)のカラーコピー複合機「DocuCentre-VI C3371」。
つい先日までは手元のMacBook Air M1から問題なくプリントできていたので、変わった点としてはやはりmacOS。
プリンタドライバは「FX Print Driver for Mac OS X v1.5」
「システム設定」>「プリンタとスキャナ」で該当のプリンタを見ると、プリンタドライバは「FX Print Driver for Mac OS X v1.5」でバージョンは文字通り「1.5」。
「FF Print Driver for Mac OS X v2.0」のインストールと設定
富士フイルムビジネスイノベーションの公式サイトを探っていくと「FUJIFILM Mac OS X用プリンタードライバー」についてバージョン「2.0」がダウンロード可能です。
なお、はじめは「DocuCentre-VI C3371」のダウンロードページから「Mac OS」>「macOS 13 Ventura」を辿ったのですが、FAXのドライバしかなく、プリンタドライバはありませんでした。そこで「macOS 12 Monterey」を覗くと、上記のドライバーが載っていました。
Ver.2.0のドライバーをダウンロードしてインストールします。その後「システム設定」>「プリンタとスキャナ」を確認するもVer.1.5のまま変わりません。どうも自動的には上書き、アップデートされないようです。
仕方ないので「プリンタとスキャナ」の左下の「プリンタを削除」からVer.1.5のプリンタを削除。その状態で再びVer.2.0のドライバーをインストール。その後「プリンタ、スキャナ、またはファクスを追加…」を押します。
真ん中の地球儀マークの「IP」を選び、アドレスにはプリンタ(DocuCentre-VI C3371)のIPアドレスを入れます。プロトコルは「LPD (Line Printer Daemon)」、ドライバは「ソフトウェアを選択…」から「FF Print Driver for Mac OS X v2.0」を選択し追加します。
これで無事にVer.2.0のプリンタドライバーとなりました。
プリンタドライバのバージョンアップで解決
プリントアウトを試すと無事に出力完了。問題は解消されました。やはりmacOSのアプデに対し、プリンタドライバが古かったようです。
もし同じ状況の方がおられましたら、少しでもご参考になると幸いです…😊