Adobe Express Beta版が公開。Fireflyによる生成AIが登場。但し未だ商用利用は禁止

Adobe(アドビ)から通知でAdobe Express Beta版が公開されたことを知り、早速アクセスしてみました。

Fireflyによる生成AI機能が追加

 一番の注目はジェネレーティブAI(生成AI)「Adobe Firefly」がAdobe Expressの一部として組み込まれたことかと思います。メニューの一番右に[生成AI]があり、「テキストで画像作成」「テキスト効果」の2つの機能が使えるようになっています。

 現時点では画像生成に使える言語は「英語のみ」と注記されています。

未だ商用利用の禁止

 但し規約を辿っていくと現時点では「最終更新日:2023年5月8日」ですが、「Adobe ジェネレーティブ AI ベータ版ユーザーガイドライン」に行き着き、「4.商用利用の禁止」には下記のような規約が定められています。

4.商用利用の禁止

ベータ版にジェネレーティブ AI機能がありますが、生成されたアウトプットはすべて個人使用に限られ、商用目的で使用することはできません。

Adobe ジェネレーティブ AI ベータ版ユーザーガイドライン>4.商用利用の禁止

 未だ「商用利用は禁止」ですので、仕事では使えません。あくまで「ベータ版」とのことで注意が必要です。

Beta版は別のURLとなり、従来のプロジェクトは反映されない

 Beta版は「Adobe Express」自体のURLが従来のものとは異なっていました。従来は「https://express.adobe.com/」ですが「https://new.express.adobe.com/」となっています。

 そして[ライブラリ]にアクセスすると、これまでのプロジェクトのファイルが見当たりません。「Beta版では、Beta版で作成したファイルのみ使用できます」との表示の通り、従来のプロジェクトはBeta版の方には反映されません。

 「従来のプロジェクトを編集」というボタンがありますが、選択すると、ただ単に従来のAdobe Expressが別ウィンドウで開くだけでした…。

 今後、Beta版から通常版になった場合、従来のURLのAdobe Expressへ新機能やBeta版プロジェクトが移動するのか、Beta版のURLのまま「2つ目の通常版」ということで併存するのか、従来のAdobe Expressは終了してしまうのか、その辺はまだ謎です…。


 Adobe Expressは、PhotoshopやPremiere Pro等の主力アプリに比べると報道が極端に少ない印象です。CNET Japanの記事をリンクしておきます。

 英語のみですが、Adobe Express公式のTwitterアカウントも参考になるかもしれません。


 以前、Adobe Firefly(ベータ版)に関する記事も投稿していますのでご案内します。

 何か少しでもご参考になると幸いです…😊


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