Adobe Firefly(ベータ版)を試す。アドビの画像生成AIが描く「東京で電車に乗りました」の世界

Adobe(アドビ)の画像生成AI「Adobe Firefly」が使えるようになったので試してみました。現在はベータ版で英語のみ、登録制で招待メールを待つ形となります。(なお、Adobe Creative Cloudユーザーです。)

 Adobeから「It’s time to try out Adobe Firefly」という件名のメールが届きました。Adobeにログインした状態で次のような画面に沿って進み、ガイドラインに同意すると使えるようになります。

 Home画面にある[Text to Image]で[Generate]を押して早速試してみます。

 [Content type]は[Photo]、[Aspect ratio]は[Widescreen (16:9)]にして「I took a train in Tokyo」と入力した生成結果が下記スクリーンショットです。

 試しに1枚、ダウンロードしてみます。ダウンロードする直前に現れるアラート画面は次の通りです。

 実際にダウンロードした画像データは下記です。解像度は1792 x 1024pxでした。

 そのままの設定で[Content type]のみを[Art]にした結果は次の通りです。[Art]の方が一段といい感じですね。全く同じ絵柄のままトーンやタッチのみが変わるのではなく、人物が登場し、大枠は維持しつつも、必要に応じて絵柄自体も変更されています。

 こちらも右下の画像をダウンロードしてみました。

 さらにそのままの設定で[Content type]のみを[Graphic]にしてみます。

 細かい矛盾点が曖昧になり、あくまでフィクションとして納得いくのか、これまでのタイプの中では一番いいなというか、実用的に思いました。個人的には右上の1枚が気に入りました。

 折角なので一応[Content type]のみ[None]にしてみたところ、[Photo]以上にリアルな結果が得られ、驚きました。

 右下の写真をダウンロードすると、前述の[Photo]で生成したものにかなり違いですが、よりリアルで、僅かに正確さを増している印象を受けます。

 気になったので左下の電車の車内を描いた画像もダウンロードしてみました。

 拡大してよく見てみると、さすがに人物の顔や文字などはかなり厳しいですね。他の画像生成AIでも共通して感じる傾向です。また、車内のなのに天井がなく(またはガラス等のスケルトン?)、電柱や電線らしきものが見えます。リアリティではなく、想像力という点では斬新ですが…。

ちなみに別サイト「mage」の「Stable Diffusion v2.1」で「I took a train in Tokyo」と入力し生成した画像は下記です。事前の設定値にもよるとは思いますが、だいぶ世界観が異なります。

 ご参考になると幸いです…😊


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