大腸カメラ(大腸内視鏡検査)と大腸ポリープ切除手術を鎮静剤ありで受けました。

胃カメラは過去2回の経験がありますが、大腸カメラは初めての体験です。結果、胃カメラとは比にならない位、しんどかったので毎年受けるなんて考えられないのですが、組織検査(病理検査)の結果次第では1年後にまた受ける可能性もあり、いずれにしても3〜5年間隔では受けた方がよいとされているため、記憶が鮮明なうちに、先々自分で振り返ることを見越した要点をここに記録しておきたいと思います。
事前の受診〜検査前日
- 胃カメラと違って事前に一度受診し、血液検査のための採血もしました。検査の前夜から飲む薬も受け取っておく必要があります。
- ちなみに胃カメラは検査当日に30分ほど早く行けば、直前診察でOKでした。
- 検査前日の朝食以降は「低残渣食」にする必要があるため、前日の3食とも、食事内容に気を配らなければなりません。
- 前日の夕食は21時までに食べ終える点は、胃カメラや人間ドックの時と同じスケジュール感でした。
- 検査の前夜、就寝前に錠剤2錠(プルゼニド錠12mg)と内用液1本(ラキソベロン内用液0.75%10mL)を飲みました。
検査当日の朝(自宅)
- 検査当日は朝から忙しいです。予約時間の5時間前から腸管洗浄剤(サルプレップ配合内容液2本)を飲みます。
- とにかく正直これが個人的には想像以上に不味かった。胃のバリウム(もうやらない予定)の方がマシなんじゃないかという位。
- 「サルプレップ120mL(1/4本分)を5分以上かけてゆっくり飲んだら、水かお茶を2杯飲む」これを1セットとして、最低でも1本分、つまり4セットは行う必要がありました。しかしめちゃくちゃ苦戦して、結局1本目の4セット目の途中でギブアップ。少し残っている1本と、未開封の1本の計2本をクリニックに持参することになりました。(電話をしたら、時間厳守優先でとにかく来るように、と。場合によっては院内で続きをやってもらうという話に…。)
- 主に水を用意していましたが、水よりはお茶の方が僅かでも味というか気が紛れるため、結局、ほぼお茶に頼りました。もっと美味しいお茶をたっぷり用意しておけば良かったと後悔しています。
- 排便は、前夜に下剤を飲んだ割に朝まで全く催さず、最初は確かサルプレップの1セット目か、2セット目辺りで、なかなか効かないのでちょっと焦りました。
- 腸管洗浄剤による排便と、普段お腹を壊した時の下痢とは、似て非なる感じです。言語化は敢えて避けます。こればかりは体験した人だけ分かる差かと思います…。
- 前夜から絶食になることを考えると、検査は午前中のなるべく早い時間に終わるようにした方が、少しでも早く食事にありつけると考えていましたが、「5時間前から腸管洗浄剤を飲む」ことを考えると、検査時間が早いほどさらに早起きして頑張らなければならないのだと分かりました。この辺、人間ドックやバリウム、胃カメラとは全く違います。検査時間を11時にして良かったですし、場合によってはあと30分か1時間、後ろ倒しても良かったかなとすら思いました。
- サルプレップ服用の注意点「次の症状があらわれた場合には、ただちに服用を中止し、医師に連絡してください」のうち「気分が悪い」「吐き気がする」の2点は該当したのですが、これはほぼ全員該当するのでは、と思いました…。
検査当日クリニックへ移動
- クリニックの説明では排便回数が7、8回あり、後半3回は透明感のある排便であることが腸管洗浄剤を終了してよい目安とのことでした。回数は達していても、透明感についてはどこまで厳密に判断するか難しいところながら、後半1、2回という感じでした。
- クリニックからの指示で、後半についてはスマホで写真を撮って持っていき、看護師に見せました。なかなか恥ずかしい行為です。看護師はそれをタブレットのカメラで再撮影し、医師に見せにいって判断を仰いでいました。(スマホにこの恥ずかしい画像が残るので、後日、削除し忘れないように…。)
- 服用・排便の工程をつぶさに記入する表形式のチェックシートも渡されていたのですが、とても記入する余裕がなく、また時間配分もかなりランダムな感じになってしまったため、完全に未記入、白紙となってしまいました。ただ、写真だけはしっかり撮ったので、問題なく対応していただけました…。
- クリニックに向かう途中で催さないかの不安があるため、余り遠いクリニックは避けた方がいいなとは思いました。電車移動で人身事故で止まったり、車やタクシーで渋滞にハマったりしたら恐ろしい…。
- クリニックには予約の15分前に来るようにとのことでしたが、結局、ギリギリセーフという感じで到着…。
- クリニックでは上下ともに検査着に着替え、靴下も脱いで素足でスリッパを履きます。下は前開きパンツを前後逆に履くような後ろ開き短パン的なものでした。
- 鎮静剤を使うので点滴用の注射を刺したままの状態にします。基本的にいつも注射は左腕に打つのですが、検査時は左向きの体勢になるとのことで、今回は右腕に刺しました。点滴はかなり久しぶりで、思いのほか手首に近い場所に打つのですね…。チクッとした痛みがピンポイントながらしばらく続いていてちょっと苦手でした。
- 血圧も測りますが、朝からこんな慌ただしく大変な状況下、そりゃ高めに出ます。測り直して何とかまぁ大丈夫でしょうというギリギリの数値になった感じです。
- 結局、院内で追加で腸管洗浄剤を飲んだり、排便をしたりはせずに医師のGOサインは出ました。鎮静剤で無意識の中、検査中に便を漏らしてしまわないのか看護師に確認したところ、便を吸い出しながら行うのでそれは心配無用だと言われました。
- 一方、お小水(小便)はその可能性があるとのことでしたので、検査直前、確か点滴を指す前にトイレに行きました。お漏らししたら恥ずかしいので…。
いよいよ検査台で鎮静剤により意識をなくす
- 検査台の上で左向きで横になります。体育座りのように結構両足を曲げた状態にします。先生が来たのにまだ意識があるので「まだ意識あるんですけど」と言うと、これから意識がなくなる薬が入るとのことで安心しました。
- 先生がジェル状のものを塗ったこと、まずは直腸から見ていくようなことを言ったことまでは覚えていますが、その直後から記憶がありません。
- 意識が戻ったのはベッドごと、もう別室に移動されていた後で、検査が終わったことも、移動された振動なんかも全く記憶にありません。怖。
- 検査中、基本的には痛みも記憶もないのですが、2点だけ思い出せることがあります。
- お腹に違和感を感じたようで、目を開けた記憶があり、看護師さんが先生に「目を開けています」的なことを言っていた記憶があります。おそらくポリープを切除した時なのではと推測。痛いという感覚の記憶はないのですが、違和感を感じた記憶はあり、内臓の一部を切られることに対する生体反応、本能的な防御反応のような気がします…。
- 途中から何故か、右手の甲、小指の付け根辺りが痒くて、左手でずっと掻いていた記憶があり、はっきりと掻き過ぎた傷になっていました。変な虫にでも刺されたか…。
いつの間にか検査は終了し眠りから覚める
- 鎮静剤の眠りから復活する感じは、じわじわではなく、パキッと一気に復活する感じでした。その後、ベッドから起きて歩くのも意外にフラフラせず、思いのほか余韻はない感じでした。ただ、一体どの位の時間、眠っていたのかはよく分かりません。説明では1時間ほどとありますが、そんなに眠っていたのかなぁという感じ。ただ、爆睡というか、いい眠り、いい目覚めでした。毎晩、鎮静剤で眠ってもいいかなという位に…。
ポリープ切除を知る
- しばらくしてから先生に呼ばれ、画像を見せられながら基本的にはキレイだけど、一ヶ所だけこのポリープがあったので切除しましたとのこと。経験上はほぼ良性と考えられるけど、約2週間後に組織検査(病理検査)の結果を聞きにくるように言われました。ポリープの切除をすると、日帰り手術扱いになるそうです。検査前にはポリープがあることは分からなかったので、思いがけず手術となりました…。
検査後1週間の安静期間
- 最大のショックは、人間ドックやバリウム検査の時と同様、すぐに美味しい昼食が食べられると思っていたのですが、ポリープ切除を行なったため、想定外の展開。大腸検査後食「ケアミール」を渡され、直後はなんと「コーンポタージュ」のみ。その後も夕食、翌日の朝食まで合計3食分はこのセットのもののみを食べるようにとのこと。衝撃でした…。
- 前述の通り、検査時間を午前中の早めにすれば、検査も早い時間に終わり、さっさと空腹を満たせると思っていたのですが、ポリープ切除の可能性もあるとなると、それは全く無駄な作戦だと分かりました。しかも腸管洗浄剤の時間も考慮すると、やはり早過ぎない時間がいいのだなと学びました…。
- その後も1週間位は、腸に負担がかかる食事は避けるようにとのこと。お酒は普段飲む習慣はないので全然平気なのですが、コーヒーが飲めないのはかなりショックでした。コーヒーというよりカフェインを極力避けた方が良いようなので、カフェイン少なめと言われる「ほうじ茶」ばかり飲んでいました。
- 1週間程度は、出張や旅行も控えるようにとの指示でした。
- 先生の説明では、ポリープを切除した瞬間は血がプシュッと結構出るけれど、止血してすぐに収まっているとのこと。それを聞いたので、変なものを食べて再び出血したら非常に面倒だなと、少なくとも緊急で再度、大腸カメラを入れるなんてことになったらイヤだなと思い、1週間はしっかり飲食には気を配りました。結果、一度も出血らしき痕跡はなかったですし、腸が痛いと感じることもなかったです。
- 説明書の表現では「切除後1週間まではその部分からの出血や穿孔などの合併症を起こす危険性があります」と。怖。
- 検査後は「トラネキサム酸錠250mg「YD」」と「カルバゾクロムスルホン酸ナトリウム錠10mg「日医工」」をいずれも7日分、処方されました。両方とも基本的には止血を目的とする薬のようです。
- 検査後は意外にいつもより便秘気味な感じがありました。丸1日位ですが。胃カメラの時ほど、検査後の疲労感はなく、鎮静剤の爆睡のおかげかなと思いました。
- 検査翌日は家にいようと思いましたが、急遽、出かけることになりました。腸の状態や、排便など、心配な点は多かったのですが、体調的には無事に過ごすことができ、ホッとしました。2日後〜1週間は、普段とほぼ変わらない感じでした。
その他
胃カメラと大腸カメラを同時に受けるという方法もあるのですが、自分は大腸カメラの腸管洗浄剤工程が辛すぎて無理だなと思いました。そもそも胃カメラの時は、検査当日、朝から水分を控えたのに、大腸カメラが同時だと、腸管洗浄剤のために大量に水分を摂らざるを得ません。この辺の矛盾がとても不思議です。
先日の胃カメラは鎮静剤なしで受けましたが、鎮静剤の爆睡が心地よかったので、次回は胃カメラだけであっても鎮静剤ありで受けようかとは思っています…😊