胃カメラ(上部内視鏡検査)による検査を受けました。

前回が2010年3月18日でしたので実に15年振り、人生2回目。
但し、前回は口からカメラを挿入する経口内視鏡検査でしたが、今回は鼻から挿入する経鼻内視鏡検査を初めて体験。
さらに前回は確か鎮静剤を使いましたが、今回は鼻からということで鎮静剤なしに初チャレンジ。
バリウム検査(胃部X線検査)はおそらく25年前後、毎年欠かさず行なってきたのですが、デメリット情報を多数ネットで読み、実際にバリウム検査から内視鏡検査に変更する施設が増えている実情を把握したため、今春の人間ドックではバリウム検査なしのコースを選択し、胃の検査は別途、自主的に胃カメラを受ける方針にしたのです。
健保の人間ドックでも、枠は少ないながらも胃カメラのコースはあるのですが、「口からの経口内視鏡検査のみ」で、かつ「鎮静剤なし」しか選べないため、尻込みしたのです。せめて鎮静剤ありなら一度にやってしまいたいのですが、健保の人間ドックだと回転率の問題があるのかなとは想像しています。
食事は前日の夜21時まで、以降は絶食というのはバリウム検査と同じようなものでした。
クリニックによってこの辺のシステムは異なるのかもしれませんが、前日までに一度受診する必要はなく、予約した検査日に30分ほど早く行けば、直前の診察でOKでした。(抗血栓薬を服用している人などは除く。)
事前にWakumy(ワクミー)やSymview(シムビュー)を介した「事前Web問診」や同意書に回答し、当日、「問診入力済」とも伝えたのですが、別物だという紙の問診票や同意書への記入が沢山あり、その点はかなり微妙でした。先日、別件で受診した皮膚科も同じ感じで、事前のオンライン問診票は現時点ではまだ意味を成していない印象。
更衣室で上だけ着替え、スリッパに履き替えて、血圧などを測ります。鎮静剤を使った場合を想定し、ポケットの中のものは全てロッカーに置いてくるように言われ、スマホすら持っていることはできない状態になります。
胃の泡を抑えるという薬を紙コップで飲みます。
看護師さんによって、鼻に2種類の薬が注入されます。1つは液体状のもの、もう1つはゼリー状のもの。麻酔の効果があるようです。左右どちらの鼻からカメラを入れるか未定のため、2種類とも左右両方の鼻に入れました。
どちらの薬も鼻をすすって飲み込んでも問題ないということで、注入中にすするので、鼻から水を吸った時のようなツンとした不快感はあります。
鼻からの挿入が難しく、口からになった場合は鎮静剤を使って欲しい旨を予め先生に伝えた結果、点滴の注射は刺しておくことになりました。もし鼻から注入し、鎮静剤なしのままで大丈夫なら鎮静剤は使わないけれど、急遽、使うことになった場合はすぐに鎮静剤を入れられるようにしておきましょう、という形です。
処置室へ移動し、ベッドの上で左向きに横になります。
しばらくして左の鼻からカメラが入ってきました。ゆっくりやりますね、と言われ、鼻の奥で一時停止し、その後はズルズルと驚くほど長いケーブルが入っていきます。
眼球の方へ直進したら失明してしまう、とも思っていたのですが、鼻の奥のかなりの急カーブでも見事に曲がるものですね。
ヨダレはそのまま外へ垂れ流していいと言われましたが、水分も控えていたからか、ほとんど出ませんでした。
それよりも、明らかな痛みはないのですが、鼻の奥や食道、その後は胃の辺りを進むケーブルの感触が不快で、ウゥーというような謎の呻き声が出てしまい、我慢しようにも耐え切れず、ちょっと恥ずかしいです。
それにゲップが出てしまいます。ゲップをすると胃が小さくなってしまうのでなるべくしないように、との指示がありましたが、どんなに頑張っても時折、ゲップは出てしまいました。
吐き気のようなオエッとなる嘔吐反射は全くなかったです。
口からではなく、鎮静剤も使っていないので、胃カメラが入っている間も会話は確かにできます。
「大丈夫ですか?」と言われれば、痛みがある訳ではないので、取り敢えず「はい」とか「大丈夫です」と返しますが、辛さはありました。
看護師さんがずっと背中をさすってくれていたのですが、不快感、辛さを緩和してくれる感覚があって意外なほどでした。背中をさすることにどれほどの効果があるのか、気休め程度かなというイメージもありましたが、さすられる側になって初めて、その効果を知ることになったのです。さすられているだけでも案外、気が紛れることを知りました。
リアルタイムでカメラの映像が表示されている大型モニタを見ていた方が気が紛れるかも、ということでその方向に頭を向けられていましたが、自分の内臓の映像を見るのは気持ちいいものではないので、チラチラとしか見ませんでした。
1ヶ所だけ「この辺、ちょっと荒れていますね」と映像を見せられましたが、正直、他の部分との違いはよく分かりませんでした。
いずれにしても、ポリープなど、病理組織検査へ回すような組織の一部切除の工程は生じませんでした。
最後は食道をチェックしながらズルズルとケーブルを引っこ抜いていきます。食道はとてもキレイだそうです。
鼻から胃カメラが入っていた時間は、おそらく15分〜20分前後だったような気がします。不快感に耐えられず唸っていたので、かなり誤差があるかもしれませんが…。
鼻血は一切、出ませんでした。
看護師さんからは「15年前の口よりも楽でしたか?」と聞かれましたが、率直な感想として「楽ではないです…」と答えておきました。
鎮静剤を使った人は、帰りは必ずエレベーターへ案内されるようですが、私は鎮静剤なしだったので、普通に階段を下りて帰りました。
喉への麻酔の影響で、1時間程度は飲食を控えるように指示されました。前夜から絶食なので、すぐに食べることができるかと期待していたため、ちょっとショックでした。バリウム検査の場合、いつも検査後すぐにランチを食べています…。
1時間後の食事は、はじめはむせるのかと思いましたが、意外なほど問題ありませんでした。
それよりも胃と腸に空気が溜まるようで、それが不快感と痛みになる感じです。半日くらいは続きました。
さらには腸まで刺激されたのか、お腹を下しました。バリウムだったら下剤を貰う位なので好都合ですが、胃カメラだと別にお腹を下す必要はないのになぁとは思ってしまいました。
無意識に体に力が入っていたのか、全体的に疲労感も強かったです。半日〜1日程度は何となく不調が続きました。これは想定外の長さでした…。
バリウムと胃カメラで、同じリスク、同じ検査精度なのであれば、正直、バリウムを選びたいとは思いました。とはいえ、まぁ来年も、バリウムではなく、胃カメラを頑張る予定です。バリウムのように、長年続けていれば、胃カメラも慣れるのかどうか、未知数です…。
なお、今後は近いうちに大腸カメラ(大腸内視鏡検査)を受けるつもりです。大腸カメラは受けたことがなく完全に初めてです。
胃カメラと大腸カメラを同時に受ける方法もあるのですが、その度胸はありませんでした。とにかく15年振りの胃カメラを、初めての経鼻内視鏡で受けることだけに集中しました。
大腸カメラは前夜からの絶食に加え、大腸を空にする事前の下剤工程もあり、さらに大変そうな予感がします…😊