映画『靴職人と魔法のミシン』を「観た映画リスト」に追加

観た映画リストに『靴職人と魔法のミシン』追加。2014年製作の米国映画。原題『The Cobbler』。

  • 個人的スコアは甘めで一応「★★★★☆|4」にしたけれど、限りなく3に近いかなというところ。後からWikipediaを見ると、批評家の支持率は低く「酷評された」との記述。Wikipediaに載っている製作費1000万ドルに対し、Box Office Mojoによると興行収入は約650万ドルで結構な赤字だった模様。動画配信サイト等のスコアやレビューはそこまで酷くはない感じ…。
  • Wikipediaにある批評家の「全く心に響かない代物だ」はかなり辛辣。マンションに最後の1人として残っている老夫をそのまま居座らせることが終盤の大きな命題となっている点が共感を得られないポイントの一つだと感じた。暴力的な言動で立ち退きを迫るのは悪いことだとしても、当初は退去に対してある程度、お金を出そうという姿勢が見えたし、老朽化したビルを建て替えるのは仕方ない気がする。カーメン・ヘララ(メロニー・ディアス)の社会活動家として使命は、丸々、もっと違う設定にしたらだいぶ印象が違うと感じた。
  • 土足文化の欧米だから成立する設定だなと思った。観た人ならお分かりの通り、玄関で靴を脱ぐ日本では話の根幹が揺らいでしまう印象…。
  • 靴を両足ともきちんと履いた瞬間に、その靴の持ち主に変われるという設定。靴は他人にあげたり、貸したりもするので、持ち主なんて結構曖昧だよなとか、時間軸、年齢的にいつの時点のその人になるのだろうとか、現実的に考えると結構矛盾が出てしまう設定ではあった。
  • 身長や骨格や声はその人そのものになるけど、心や脳、記憶は一切引き継がれていない設定。性別を超えられるのかはちょっと曖昧にしていた印象。掘り下げていくとさほど深くは考えられていない気さえしてくる。
  • 母のために、出ていった父親に変身する設定は、あくまで外見や肉体だけが変わるだけなので、実際は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的な母親との気まずさにかなり問題が生じそう。
  • 最後の最後、隣の理髪店の店主ジミーがカラクリを打ち明けるシーンは意外で、なかなか良かった。

 以上のような感想でした…😊

★★★★☆|4


Adobe Fireflyでテキスト「ニューヨークの下町の小さな靴修理店で靴職人の男性が魔法のミシンを踏んでいる。」から生成したイメージ画像(コンテンツタイプ:アート)。

Share this…