別途取得した独自ドメインで「さくらのメールボックス」(メール機能のみ)を利用した記録(Webサーバ・DNSサーバは別)|備忘録

独自ドメインでWebサイトとメールを運用するにあたり、Webサーバとは別に、メールサーバだけさくらインターネットの「さくらのメールボックス」を利用する案件がありました。その際の要点を中心に記録しておきます。

 さくらインターネットの会員登録及び「さくらのメールボックス」の申し込みが完了すると取得できる「初期ドメイン」とパスワードで「さくらのレンタルサーバ」の「サーバコントロールパネル」にログインします。「さくらのメールボックス」に限った管理画面がある訳ではなく、あくまでレンタルサーバ全体の機能のうち、メール機能のみを利用する、という形になります。

 独自ドメインで利用する場合、何よりまずその独自ドメインをコントロールパネルから追加します。独自ドメインは別途取得済みという前提で話を進めます。

 [ドメイン/SSL]>[ドメイン新規追加]からドメインを新規追加します。今回はその中の「他社で取得したドメインを移管せずに使う」の[追加]ボタンで進みました。

 「エラー 許可されていません」というアラートが出てしまいましたが、サポートに問い合わせた結果、「2週間のお試し期間中だと他社管理ドメインは利用できない」ことが原因でした。

 そこで早速「本登録」を行いました。お試しはできないので注意です。

 本登録後、再びドメインの新規追加を試みます。

 今回の利用方法の場合、DNSにさくらインターネットは使わないため、説明ページの[STEP2 ネームサーバの変更]は行わないので注意です。あくまでSTEP1のみを行います。

 その後、独自ドメインとDNSを管理するWebサーバ会社の方へ、メールボックスの「初期ドメイン」と下記説明ページを伝えます。

 今回はこの中の「Webサイト:外部サーバ、メール:さくらインターネット の場合」に該当するため、Aレコードを参照させたいWebサーバのIPアドレスに指定、MXレコードにはさくらのメールボックスで契約した初期ドメインを指定(設定)してもらいました。

(独自ドメインの文字列).com. IN MX 10 (さくらの初期ドメインの文字列).sakura.ne.jp.

 さらに詳細な補足として上記の例とともに、下記の情報もサポートからいただきました。

値の「プリファレンス値(優先度)」は10以外の数値でもとくに問題はございません。値の末尾には必ず「.(ドット)」を付与してくださいますようお願いいたします。

 振り返ってみれば、上記にあげた辺りが肝で、これ以降は普通にコントロールパネルの[メールアドレス一覧]でメールを設定すればその後はスムーズに事は進みました。

 これまでロリポップ等は使っていましたが、さくらインターネットは初めてなのもあり、若干、戸惑った面がありましたが、さくらインターネットのコントロールパネルなど管理画面も、把握できてしまえば同じようなものでした。

 サポートの対応が良かったのもあり、今後は案件次第でさくらインターネットも積極的に活用してみたいと思っています…😊



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