突然、iPhoneの「メモ」アプリを開くと何もメモが保存されていない真っ白な状態になっていました。どうもiCloudの新しい利用規約に同意すると生じる症状のようで、確かに直前に新利用規約に同意する操作をした覚えがあります。
[設定]>[メモ]を開くと「デフォルトアカウント」欄が「iPhone」になっていました。これはメモをiCloud上ではなく、このデバイス(iPhone自体)に保存するという状態。私はメモはiCloudへの保存しか使っていなかったので、こんな状態ではiCloudに保存したはずの過去のメモが見れなくなるのは当然です。勝手にこの部分が変更されてしまうのはApple側の検証不足、いわゆるバグですね。
普通に考えると、この「デフォルトアカウント」欄を簡単に「iCloud」に切り替えられるようになっていれば切り替えるだけで済む話ですが、なんと「iPhone」しか選べない状態、つまり「iCloud」が表示すらされず切り替えられない状態になっていました。これもバグみたいなものですね。
ネットで調べると、[設定]>[Apple ID](最上部のアカウント名の部分)>[iCloud]の「iCloudを使用しているアプリ」の中にある[メモ]で「このiPhoneを同期」を一度オフにした後、再びオンにするば解消されるという情報を見かけました。
これを試そうとすると下記のようなアラートが表示されます。
メモをオフにする
本当に続けますか?iPhoneからすべてのiCloudメモが削除されます。
[iPhoneから削除]
おそらくiPhoneからのみ削除されるだけでiCloud上の保存データは残るのだと読み取れますが、少々怖いので「キャンセル」して他の方法を探すことにしました。
[設定]>[一般]>[ソフトウェアアップデート]を見てみると「iOS 17.7.1」へのアップデートがありましたので「今すぐアップデート」でこれを実行してみることにしました。ちなみにアプデ前はiOSバージョンは「17.6.1」でした。
アップデート後、[設定]>[メモ]を開くと「デフォルトアカウント」欄が「iCloud」になっていました。下の方にある「”iPhone”アカウント」はオンにしていないので「デフォルトアカウント」欄で「iPhone」があったこと自体が明らかにおかしな状態だった訳です。
「メモ」アプリを開くと、すぐにはメモが0(ゼロ)のままですが、iCloudの横に読み込みマークが表示され、iCloud上のデータと同期をしている様子が分かりました。
少し経ってから再び覗いてみると無事にiCloudに保存しておいたメモが反映、復元されていました。
ちなみに端末はiPhone SE 2(第2世代)です。
それぞれの環境によって症状や解決方法は様々かもしれませんが、何か少しでもご参考になると幸いです…😊