観た映画リストに『極悪女王』追加。女子プロレスラー「ダンプ松本」選手と「全日本女子プロレス」(劇中は「全日女子プロレス」)を取り巻く物語。
確か小中学生の頃、リアルタイムでテレビ観戦していたのと、かなりご近所だった時期があることもあり、だいぶ思い入れたっぷりに楽しめました。忘れないうちに雑感をメモっておきます。
- 女子プロレスをしっかり観ていた時期はまさにこの時代のため、一つ前の「ビューティ・ペア」時代や一つ後の「ジャパン女子プロレス」以降だと、全く知らない訳ではないけれど、そこまで集中して観ていたほどではないため、ここまで感情移入できなかった気がします。
- 試合以外を追うほどまで熱狂的ではなかったため、裏側のストーリーまでは知らず、ダンプ松本と長与千種が実は仲良しだったなんて、今回初めて知りました。
- 個人的な記憶としては、クレーン・ユウよりブル中野の印象の方が強く残っているため、ブル中野の登場シーンが思いのほか少ないなとは思いました。
- 悪徳レフェリー「阿部四郎」の存在を久々に思い出しました。自分側の選手がやられている時のスリーカウントはめちゃくちゃ遅く、相手選手がやられている時のスリーカウントは超高速なのは今思えば見事な演出アイデア。当時は本当にヤキモキさせられました。
- 今だから思うのは、血液感染の問題。流血している部分に噛みつく事もあったのでなおさら。怖過ぎる。
- リングドクターや救急車、救急搬送のシーンが一切なかったけど、その辺はどんな体制や実態だったのだろうと気になりました。
- 後半、極悪同盟が誕生する直前、ダンプ松本が実家の壁をぶち破って落下するシーン、雷の光や空にはほぼ雲がないのに豪雨が降る演出はかなりバラエティ的なアプローチでしたが、よくこれでOKが出てなとは思いました。逸脱ギリギリかと。
- 「ブック」の事は言及している方が多いので置いておいて、いずれにしてもブック通りに試合をまとめることができるのって昔から凄いなとは思っていました。途中で感情が止められなくなったり、思いのほかダメージが残って体が動かなくなったりして、破るつもりがなくても破ってしまいそうな感じもしてしまいます。わざとらしくブックだとバレないように、それでもブックを守るのって非常に難しい高度なスキルという印象。
以上のような感想でした…😊
★★★★★|5
