ことら送金に住信SBIネット銀行がついに対応。振込手数料が無料で振込、資金移動ができたメモ。

ことら送金に、ついに住信SBIネット銀行が対応したことを知りました。参加の表明は早かったのに、その後なかなか実現せず、今年1月の自分のXポストでは頓挫したのかと半ば諦めのムードすらあったため、個人的には待望のスタートといった感じです。

 住信SBIネット銀行のプレスリリースによると2024年8月22日(木)から取扱いを開始したとのこと。住信SBIネット銀行は日常的にかなり愛用しているのに、この2ヶ月ほど一切気づかないアナウンスの仕組みがちょっと不思議な感じではあります。

 今回は、法人口座から取引先へ銀行振込を行う際、左側のメニューに「ことら送金」という文字が見えたのが知るきっかけとなりました。特にお知らせメールやログイン直後の目立つ場所でのアナウンスは無かったので、普段、他の宣伝は積極的な事例から察するに、住信SBIネット銀行としてはそんなにプッシュしたいサービスでもないのかな、とは思いました。

 はたから見ている限り、本来徴収できる振込手数料が取れず、無料になってしまうサービスなので、さもありなんという印象。銀行側の商売的なメリットって何だろう、とは考えてしまいますが、利用者としては、ことら送金に対応するなら、もう一定額までの銀行振込は振込手数料を無料にしちゃえば、とも思います…。

 自分の場合、諸事情によりサブ的に利用している三井住友銀行の振込手数料が有料なため、そこから他行へ振替的に資金移動したい場合、振込手数料が必ずかかり、勿体なく感じていたので、例えば三井住友銀行から住信SBIネット銀行へ振り込む際、ことら送金にすることで手数料無料になるのは嬉しい限りです。

 このような事情により、早速、三井住友銀行から住信SBIネット銀行へ、ことら送金による振込、送金を実際に試してみました。

 結果としては非常に満足いくサービスでした。振込手数料はかからずに問題なく振込が実行できてしまいました。下記は個人的なメモや雑感です。

  • 三井住友銀行の場合、WEBブラウザ版では利用できず、ことら送金を利用できるのはアプリ版のみ(iPhoneの「三井住友銀行アプリ」を利用)。
  • 住信SBIネット銀行の場合、WEBブラウザ版でもアプリ版でも利用可能。従来の振込通り進めていき、ことら送金の条件に当てはまった場合は自動的にでことら送金が適用される独自仕様。
  • 住信SBIネット銀行の「法人第一支店」はことら送金に非対応。「法人、個人事業主のお客さまはご利用いただけません」との注釈を見かけた通り、法人口座などでは使えませんでした。残念。
  • 1回の送金・振込は上限額が10万円まで。但し複数回行なっても手数料は無料なので、繰り返すことで1日最大50万円までは送金可能。
  • 「ソニー銀行」「GMOあおぞらネット銀行」「楽天銀行」などはことら送金に非対応。
  • 三井住友銀行の説明の受取人は「個人のみ(営業性個人含む)」となっており、基本的には法人宛は不可。ビジネス用途には使えない感じ。
  • キャンセル・返金・組戻しができないことが強調されているので振込先に間違いがないかどうかの確認はかなり慎重に。
  • 送金先の銀行名・支店名・口座番号などを入れると、送金先の名義は自動で表示されたので、その点での最終確認は可能で少しホッとした。
  • 送金タイミングは即時と説明されている通り、すぐに送金先で着金が確認できた。
  • 三井住友銀行からの送金後、「送金明細」でダウンロードできるのはシンプルなテキストデータだけ(受付番号含まれず)なので、送金明細画面などのスクリーンショットを撮っておくと良さそう。
  • 同じ送金先に送金する場合、2回目以降は送信履歴から送金可能で便利。
  • 振込上限金額の設定について、三井住友銀行の場合、通常の振込で設定している上限とは別に、ことら送金用の「送金上限金額」がある。「ことら送金の上限金額は、振込の上限金額とは異なります」との注意書きもあった。ことら送金では「1日あたりの送金上限金額」のみが設定できる。「上限金額を引き上げる際は、ワンタイムパスワードを自動送信し、認証を行います」とのことで面倒ではあるけれど、即時反映・組み戻し不可が心配なので、通常は0円にしておいて、使う時だけ引き上げることにした…。
  • 住信SBIネット銀行から他行へ振り込む場合、一定回数までは振込手数料が無料なので、ことら送金を使う予定がないため、ことら送金の利用開始のページにおいて「同意する」は選ばず「今は同意しない」にした。

【リンク集】


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