運営しているX(旧Twitter)アカウントの1つが、Xの収益化(広告収益配分プログラム)条件の1つである「過去3ヶ月間のポストに対するインプレッションが500万件以上」(過去3ヶ月間の投稿に対するインプレッションが累計で1,500万件以上であること)をクリアしていた為、試しに「広告収益配分プログラム」を申し込んでみることにしました。その内容をここに記録しておきます。
残る1つの条件「プレミアムまたは認証済み組織にサブスクライブしている」のため「認証される」
3つある条件のうち「フォロワーが500人」は以前からクリアしており、今回2つ目がクリアしたため、残るは「プレミアムまたは認証済み組織にサブスクライブしている」のみとなりましたので「認証される」ボタンを押してみます。するとメニューの「プレミアム」を押したのと同じページが表示されました。
ポストから収益を得るには「プレミアム」以上のプランが必要
一番安い「ベーシック」にしたいところですが、「レベルと機能を比較」の「クリエイターハブ」欄を見ると「ポストから収益を得る」についてベーシックは非対応でした。「プレミアム」以上のプランにする必要があります。そこで月980円の「プレミアム」プランを月払いで申し込むことにしました。1年払いにすると月857円と12%お得になると掲載されていましたが、数ヶ月で解約してしまう可能性もあるため、多少高くても無理せず今回は「月払い」にします。
「プレミアム」プランへの申し込み手続きを実施
「サブスクライブして支払う」ボタンを押して手続きを進めます。
携帯電話の電話番号のSMS認証から始まる手続きは以前投稿したことがある下記の「X Premium(旧Twitter Blue)の申込、購入、認証の手順…」という記事と基本的に同じでした。認証後、クレジットカードの登録、決済が終わると、手続き完了です。但し、今回は決済後の「身分証明書の確認」工程はありませんでした。
プレミアム申込後は3条件クリアのため広告収益配分が「対象」表示に
今回の最大の目的は収益化の仕組みを体験してみることのため、早速「収益化」メニューを再び覗いてみます。すると3つの条件をクリアしたため「広告収益配分」の部分が「対象」となっていました。
広告収益配分へ参加し本人確認の工程へ
「広告収益配分」を押すと「投稿から収益を受ける資格を自動的に満たしました…今すぐ入金情報を設定し、今後の支払いを受け取りましょう」との説明が表示されました。「[参加して身分証明書を確認]を選択することにより、広告収益配分の利用規約に同意したものとみなされます」とも書かれている通り、結局、身分証明書による本人確認はこの後の工程で必要だと分かりました。
「参加して本人確認を行う」ボタンを押して進みます。ここからの流れは前述の「X Premium(旧Twitter Blue)の申込、購入、認証の手順…」と同じでした。
スマホで身分証明書(運転免許証)と顔の撮影
スマホ(iPhone)での工程に移行し、運転免許証の両面を指示に従って撮影し、最後に自分の顔を撮って終了します。
運転免許証の画像はプレビューを見た上で撮り直しできたので、顔も出来るのかと思い、何気なく進めたら、上からスマホを覗き込み、これから撮る準備をしようという最悪な構図で早くも撮影完了となってしまいました。プレビューも撮り直しの工程もなかったため、恐ろしく酷い顔が送信されたはずです…。
広告収益配分が未完了と表示されStripeアカウントの設定へ
写真は撮り直せませんが、気を取り直して、macOSのWEBブラウザ上のXへ戻り、収益化メニューを見ると「広告収益配分」は先ほどの「対象」から「未完了」に切り替わり、「Stripeアカウントの設定が完了していません」との表示になっていました。
Stripeアカウントを設定
支払いを受け取るには、Stripeアカウントをリンクするか新しいStripeアカウントを作成してください
上記のような説明がありますのでその下の「入会情報を設定する」ボタンを押してStripeアカウントの作成手続きへ進みます。
Stripe側のページへ遷移し、メールアドレス、携帯電話番号の入力、SMS認証へと進んでいきます。
「ビジネスの詳細についてお知らせください」とのことで「国:日本」「ビジネスのタイプ:個人事業主」としました。
「個人情報の確認」ではフルネーム、生年月日、自宅住所を入力します。
GMOあおぞらネット銀行は登録不可
「入金のための口座を追加」では振り込んでもらう銀行口座を登録します。ソニー銀行や住信SBIネット銀行などはあるのですが、登録したかった「GMOあおぞらネット銀行」は「結果が見つかりませんでした」と表示されてしまいます。検索は4桁の金融機関コードも対応していると書いてあるのですが、金融機関コードでもヒットしません。
他の銀行にしようかとも迷いましたが、「銀行または支店が見つからない場合は、サポートにお問い合わせください」とあるので、いい機会だと考え、問い合わせることにしました。問い合わせへのリンクをクリックすると、メールアドレス、SMS認証へと進み、「Stripe Express」の画面への遷移しました。ここで初めてStripe本体ではなく、Xの収益化については、あくまで「Stripe Express」の方を利用することを認識しました。
最上部に「アカウント登録を完了させてください」とあり、「情報を追加する」を押すと先ほどの「入金のための口座を追加」画面が再表示されましたので、再度「サポートにお問い合わせください」のリンクを押すと、問い合わせフォームへ移動できました。「24 時間以内に返信いたします」とのことです。
StripeからはすべてX側に問い合わせるようにとの回答
約半日後にStripe Supportから返信メールがありましたが、X側に問い合わせて下さいと、Xの問い合わせ窓口関係のURLが並んでいるという内容。それらを覗いてもまともな回答がもらえなそうな雰囲気のため、ネットで検索すると、どうもXの収益化は登録不能な銀行が複数あることが分かりました。
GMOあおぞらネット銀行がダメな場合、楽天銀行にしたかったのですが、楽天銀行も「結果が見つかりませんでした」で登録不可。調べた範囲でも下記の銀行はいずれも不可でした(金融機関コードでもヒットせず)。
可能な銀行の中から選択し再び手続き再開
みずほ銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行など大手都市銀行は軒並み大丈夫なほか、ネット系の銀行でも、住信SBIネット銀行、ソニー銀行などは登録可能でした。
いろいろ諸事情を検討した結果、三井住友銀行を登録することにしました。
個人情報と入金口座の確認まで終えると「W-8/W-9 証明がありません(未完了)」の工程へ進みます。「更新する」から「W-8」の手続きを進めます。
W-8の手続き
「アメリカ居住者以外の納税者番号が法的に要求されていないか確認する」をチェックすれば「アメリカ居住者以外の納税者番号」を提出しなくても良いのかなとも一瞬思いましたが、最終的には冒険せず、他のケース同様、「アメリカ居住者以外の納税者番号」にはマイナンバーを入力しました。
「租税条約の条項」は「12(1)」、「上記の個人または法人は、アメリカ国内に恒久的施設または定住拠点を所有していません。」はチェックを入れた上で「源泉徴収率」を「0%」にします。
最下段の署名欄は初期値としてグレーで「氏名」と表示されていたのでアルファベットではなく、漢字でフルネームを入力しました。
W-8の送信までが完了すると「確認して提出」最下段の「同意して送信する」ボタンがアクティブになりますので、これを押して送信、提出します。
Stripe Express側からではなくX側から一連の手続きをしなければならない落とし穴
これでStripe Expressも、X側も、特にアラート的な表示がないためOKかと思いきや落とし穴が。「広告収益配分」はまだ「未完了」で「Stripeアカウントを設定」するように表示されたままでした。
仕方なく「Stripeアカウントを設定」に進むとSMS認証の後、「保存された情報を使用する」が表示されます。これを利用し、前述のStripe Expressでの手続きと全く同じW-8までの処理をしました。
つまりのStripe Expressで処理してもX側に反映される訳ではなく、あくまでX側から埋めていかなければならなかったのです。
これで三たび、Xの収益化メニューを見てみると、「広告収益配分」が「入金設定は完了しています」に切り替わっていました。
「入金アカウントを管理」を押すとStripe Express内に2つのプラットフォームができてしまっっていました。ショック。まだ金額が反映されておらず、どちらが本当に正しいものが不安なため、後日、金額が反映されたら、分かりやすくプラットフォームの名称を変更しようと思います。
手続き完了で金額の反映や入金を待つ
ひとまずは設定までの進行でした。金額が反映されたらまた追記できればと思います。
ちなみに「過去3ヶ月間のポストに対するインプレッションが500万件以上」の条件をクリアしていても何も通知やお知らせ等はありませんのでご注意下さい。アクセス数が増加した後は自発的にインプレッション数を確認するか、収益化メニューを確認するかをしてみることをオススメします。
以上、少しでもご参考になると幸いです…😊