第7回に続く、連載第8回。
東京法務局(府中支局)へ向かう
登記書類など必要なもの一式を持って東京法務局へ向かいます。
どこの法務局でもよい訳ではなく、管轄区域の法務局でなくてはなりません。私の場合「府中支局」が管轄でした。武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、小金井市、狛江市、多摩市、稲城市と、結構広範囲を管轄しています。
公証役場は予約必須でしたが、法務局はどうなのか、情報が載っていません。「法務局 予約」などと検索しても、「登記手続案内は予約制」のように「登記手続の案内や相談」は予約が必要との情報ばかりで、登記手続そのものは予約が必要なのかどうか、ハッキリしません。
電話をしてみても、混んでいるようで、さらに待つか、かけ直すようにとの自動音声が続くので、とにかく現地に行ってみることにしました。
結果、結論としては、案内や相談ではなく、すでに準備万端で手続き、提出をしたいだけの場合「予約は不要」だと分かりました。
freee会社設立の管理画面に載っていた「持ち物リスト」などを頼りに持参したのは下記の通り。
- 前回のPDF「設立登記書類の綴じ方ガイド」に基づきホチキス留めした設立登記書類
- PDFのプリントアウトに含まれていた「OCR用紙」
- PDFのプリントアウトに含まれていた「印鑑届出書」
- 登録免許税15万円の収入印紙を購入するための現金(ちなみに合同会社の場合6万円だそうです)
- 会社の実印と個人の実印(押し忘れがなかったので使いませんでしたが)
先日公証役場で受け取った紙の「定款の謄本」2部のうち1部や、個人の実印の「印鑑登録証明書」は、設立登記書類のホチキス留めの中に含まれます。
CD-Rでもらった定款は不要だそうで、ただ保管しておけばいいみたいです(今後、どんな機会に使うのだろう?😊)。
CoCoバスを利用
東京法務局(府中支局)は、駅からは離れた場所にあり、バスを利用します。
一般的にはJR中央線「武蔵小金井駅」や京王線「府中駅」から路線バス(京王バス)を利用し、「法務局・登記所前」という目の前のバス停で降りるのがスタンダードなようです。
私の場合、武蔵小金井駅南口のバスロータリーから、小金井市のコミュニティバス「CoCoバス」(ココバス)を利用しました。「貫井前原循環」というルートの路線に乗り、「13 新町二丁目北」バス停で降ります。20分に1本の間隔で運行されていて、乗車時間は約14分です。
東八道路沿いのバス停で降り、法務局までは徒歩8分の道のりになります(Googleマップでの徒歩ルート)。
【追記】後日、この徒歩ルートの道案内・ウォーキング動画をVlogとして公開しました😊
▶CoCoバス「貫井前原循環」の「13 新町二丁目北」バス停から東京法務局(府中支局)までのルート | 徒歩8分 | 道案内 | ウォーキング動画
2階へ上がり、まず「登録免許税」の収入印紙15万円を購入します。何か申込用紙みたいなものに記入するのかと尋ねたら、特に必要なく、口頭で言って下さいとのことでした。
購入した印紙を、ホチキス留めしてある登記書類の中の「登録免許税納付用台紙」のページ中央部に貼り付けます。印鑑(消印)を押したりはしません。
次に3階へ上がり、商業登記の窓口で、書類一式を提出します。
その場では窓口の中がパラパラっと最低限の閲覧をするだけで、具体的なチェックが行われる訳ではありません。
何か不備等があれば、後日電話がかかってくるそうです。
前回後半のくだりの通り、実際に電話がかかってきた、再び訪れる二度手間が発生した訳ですが…😊
会社設立日
「登記完了予定日のお知らせ」という用紙をもらい終了です。月曜日に行って、翌週火曜日の午後が登記完了予定日と記載されていました。
この訪問し、登記書類を提出・申請した日が「会社の設立日」になるとのことです。よって、ひとまずは会社設立完了。まだまだやるべきこと、初期設定作業は沢山あるのですが…😊
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