法人向け「W-8BEN-E」の書き方、20201年最新をメモっておく(個人的備忘録)

【はじめに(断り書き)】

海外のストックフォトなどにコントリビューターとして素材を提供し販売していると、定期的に納税フォームの提出を求められます。原則3年タームらしく、忘れた頃に対応する必要が生じ、海外向けなので英語のみ、しかも国際納税絡みの難しい項目が並び、面倒だなと気が重いのが正直なところ。
以前は個人も法人も同じ「Form W-8BEN」1種類だったのが、FATCA法(外国口座税務コンプライアンス法)施行の関係で2015年1月提出分から法人は「W-8BEN-Eとなり、何だか一段と複雑に見える様式となりました…。

3年前の前回もすでに「W-8BEN-E」で提出していて承認、受領されているのに、2021年4月、同じように書いても複数回、リテイク/リジェクトを食らいました。
そこで今回、最終的にOKをもらえたバージョンについて、ここに記録を残しておきます。

少しでも見知らぬ誰かのお役に立てばとは思いつつ、あくまで税金や英語の専門家ではない私が個人的備忘録として残しておくものですので、その点は予め十分にご同意の上、必要あればご覧下さい
当然、各企業の置かれている状況やビジネス内容等に応じて記入事項やチェック箇所は異なる可能性があり、一例に過ぎません。適法性、有効性、正確性、確実性、最新性、完全性などあらゆる点において一切保証はできず、質問にもお答えできません(答える知識を持っていません…)。どうぞご了承下さい。一つの小さなご参考まで…。(日本語の情報を検索しても、まだまだ情報が少ないんですよね。)


【前提条件・前提事項】

  • IRS(アメリカ合衆国内国歳入庁)公式サイトで広く公表されている「Form W-8BEN-E」のPDFファイルに基づいています。PDFにメモを記入し、JPEG画像に変換した後、さらに不足する説明を追加した画像ファイルを掲載します。
  • 日本国内の非上場の中小企業が前提のものです。上場企業や海外にも支店や子会社があるような大企業は全く別の書き方が必須なようです。
  • 「TIN(EIN)」は正規の手続きをし保有している前提です。だいぶ前ですが苦労してきちんと取得し、一応、毎年、IRSへ報告作業もしています。正直、今一つ「EIN」と「TIN」の違いが分かりづらいのですが、「EINとは事業体の米国納税者番号(TIN)」みたいな解説を目にするので、原則「同じもの」という前提で用いています。
  • 海外(米国拠点)のストックフォト(ロイヤリティフリーの素材ライブラリー)に動画素材等をコントリビューターとして提供し、売上に応じてロイヤリティを受け取るビジネスにおいての事例です。他の取引内容/業種等の場合、どうなるのかは、やったことすらないので全く存じ上げません…。
  • 実際の記入はすべて半角英数字のみとなります。(日本語や全角文字等は使えません)
  • 元のPDFは全8ページで構成されていますが、記入箇所が生じたのは「1ページ目」「2ページ目」「7ページ目」「8ページ目」の計4ページ分でしたので、下記はその4ページ分の画像となります。
  • 記入またはレ点チェックを入れた変更箇所だけに言及します。スキップした未記入項目には言及しません。

【1ページ目】

  • 「Part I」1=会社名を入力
  • 2=「Japan」と入力
  • 4=「Corporation」にチェックを入れる
  • 5=「Active NFFE. Complete Part XXV.」にチェックを入れる
  • 6=1行目(Permanent residence address…)に市区町村以降の住所を入力
  • 6=2行目左(City or town…)に都道府県と郵便番号を入力
  • 6=2行目右(Country…)に「Japan」と入力
  • 8=TINと入力(「2桁-7桁」で構成される数字)

【2ページ目】

  • 「Part III」14a=チェックを入れ「Japan」と入力
  • 14b=1行目(The beneficial owner derives…)にチェックを入れる
  • 14c(The beneficial owner is…)=チェックを入れる
  • 15=2行目右(…the provisions of Article and paragraphの後の空欄)に「12(1)」と入力
  • 15=3行目中央(% rate of withholding…の前の空欄)に「0」と入力
  • 15=3行目右(…(specify type of income):の後の空欄)に「Royalties」と入力
  • 15=5行目の空欄に「and also Royalty Income – Motion Picture/Television at 0% Part III」と入力

【7ページ目】

  • 「Part XXV」39(I certify that)=チェックを入れる

【8ページ目】

  • 「Part XXX」下段「Sign Here」中央「Print Name」=英語でフルネームを入力(企業であっても会社名ではなく代表取締役や担当責任者個人名)
  • 「Sign Here」右「Date」= 「MM-DD-YYYY」形式で記入/提出日を入力(現地日時は気にせず日本時間に従った)
  • 「Sign Here」左「Signature of individual…」の空欄=手書きのサインが必須とのことで、この8ページのみプリントアウトし、手書きサインを記入してスキャン。そのPDFファイルを元のPDFファイルの8ぺージ目と差し替えた。(実際には元のPDFの8ページ目を削除し7ページだてにしておいて、スキャンした8ページ目を結合)

おわりに

以上です。
マイナンバーとか、法人番号とか、企業コードとか、日米首脳会談とかを活用して、もっと簡単に手続きが済むようにならないものかと願っております。TINに関する毎年の報告作業含め…😊