500px(ファイブハンドレッドピクセル)から「Your photo was selected by Getty Images」という件名のメールが本日届き、リンク先を覗くと、Getty Images(ゲッティイメージズ)のサイトでの写真販売が開始されていたので、それにまつわる情報を書き留めておきます。
別に記事にするほどのことではないんじゃないの?
常に500pxをメインに活動されている方であれば、動向を理解されていると思いますが、私のように、取り敢えず登録していて、少しだけ写真を投稿したはいいものの、その後は放置気味の人の場合、この機会に改めて最新情報を収集すると、案外ビックリしたことが多かったので、再び遠のいて忘れてしまう可能性もあるため、メモっておきたかったのです。
また、意外と日本語での情報が少ないんですよね…。
ビックリしたことって何?
私が情報を追えていなかっただけではありますが、下記に要点を書き出してみます。
- 500pxは2018年2月にVisual China Group(VCG)という中国の企業に買収されていた。
- 500pxマーケットプレイスで販売していた写真は2018年7月1日からGetty Imagesで販売されるようになった(但し、すべてではなく、Gettyが選考したもののよう)。
- 500pxのマーケットプレイスは2018年6月30日で閉鎖された。
- 500pxでクリエイティブ・コモンズでの写真公開はできなくなった。
ほかには?
補足的なものは下記の通りです。
- VCG(視覚中国文化発展股分有限公司/ビジュアル・チャイナ・グループ)は、2016年頃、Corbis(コービス)を買収していた(これは何か聞いた記憶が…。コービスは元々はマイクロソフト系のストックフォトエージェンシーとして有名でした)。
- VCGは、Getty Imagesと提携関係にある(どの程度強固なものかや力関係は把握できていない…)。
このくらいです。
あと、ゲッティイメージズによるプレスリリースでは「独占配信提携の下、ゲッティイメージズの顧客は、500px所蔵の唯一無二の上質なロイヤルティフリーのコンテンツにアクセス」できるようになる、との表現ですが、500pxのマーケットプレイスにアップされている写真は、500px独占ではなく、各写真家が他のストックフォトや自身のルート等で並行して販売/ライセンスしている可能性が高く、その辺の「独占」に関する部分はどのような意味を持つのか、その辺が詳しく知りたいなと思いました。
あっ、それからもう一つ、元々、iStock側からみると、Getty Imagesというのはハードルの高いストックフォトでしたので、500px経由なら、従来よりかはGetty Imagesでの販売が少し簡単になるのかな、とは感じました。
その他の参考になりそうな関連情報まとめ
- Gigazine>世界最大級の写真コミュニティ「500px」がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの取り扱いを停止
- koukichi-t.com>500pxの写真がGetty Imagesで販売開始!…海外ストックフォトサイト最新情報
- Pronews>500pxとゲッティイメージズ、独占的なグローバル配信パートナーシップの契約を発表